タイトル

コラム - 四神めぐり
ファイルNo

13
施設名

カモワケイカズチジンジャ
賀茂別雷神社
所在地

京都府京都市北区
上賀茂本山339
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・賀茂別雷大神[かもべついかづちのおおかみ]


摂社/末社:
・若宮神社
・大田神社
・須波神社
ほか多数


創建/建立時期:
・奈良時代との云


「上賀茂神社」
正しくは、「賀茂別雷神社[かもべついかづちじんじゃ]」と言う、
ユネスコ世界文化遺産 にて 京都の四神五社の対象です。(玄武)

建立の年は定かではなく、
聖徳太子の腹心である「加茂氏」が一帯の領地を収めて、
先祖を奉る社を建てていたのが、平安京遷都のタイミングで、
桓武天皇の命で大々的に増築されたとの云われ。

平安京の内裏から見ると、北東の位置になるので、
「鬼門の守神」として奉られています。
従って、土木建築関係の会社が、方除け祈願をされております。
また、「雷」に関わる神なので、電気関係の会社からも崇拝があります。


京都三大祭りのひとつ「葵祭り」またの名を「賀茂祭」の主催社でもあります。


「細殿[ほそでん]」の前に「立砂[たてずな]」または「盛砂[もりすな]」と呼ばれる
円錐の砂山が二つあります。
賀茂別雷命が光臨したとされる「神山[こうやま]」(裏手にある山)を模したもので、
この砂は、鬼門封じの「聖なる砂」とされています。


境内入口の鳥居の手前に、「神馬舎」があり、
「年始に白馬を見ると縁起が良い」との言い伝えにより、
お正月をはじめ、毎週日曜日と祭日等に白馬がつながれています。

2022年だったかの研究発表の中に、
「上賀茂」と「下鴨」の漢字が違う理由についてがあり、

<一音一字の時代に、大きな領地のカモさんは、
 北側の人達が「賀茂」と記述、南側の人達が「甲烏(正しい発音は[かう])」と記述した。
 後者は「鴨」の文字ができた事でこの時になった。>

とあります。
シーイーには興味深い書面でした。



アクセス:
・京都駅 阪急電鉄河原町 京阪電鉄出町柳 地下鉄烏丸線北山
 各駅から市バス4 乗車 終点が上賀茂神社前。

・境内に駐車場があります。


<CE見聞録>
境内には枝垂桜があります。
平年では4月上旬に満開を迎えます。

現地の写真

頂いた御朱印

京都五社めぐり~四神相応の京~
平安京は大陸文化の「方位を尊ぶ動物を配置」の概念で設計。
東西南北のそれぞれにキーとなる神を祀る神社を建立し、
青龍(東) 白虎(西) 朱雀(南) 玄武(北)
これらの四神を其々の方向に祀る形で建都されました。
その四カ所と中心に相当する「平安神宮」と、
それぞれを巡るスタンプラリーです。
紹介動画

社号 鎮座地 紹介
城南宮 伏見区中島鳥羽離宮町7
松尾大社 西京区嵐山宮町3
賀茂別雷神社 北区上賀茂本山339
八坂神社 東山区祇園町北側625
平安神宮 左京区岡崎西天王町