タイトル

コラム - 四神めぐり
ファイルNo

3
施設名

ジョウナングウ
城南宮
所在地

京都府京都市伏見区
中島鳥羽離宮町7
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・神功皇后[じんぐうこうごう]
・国之常立神[くにのとこたちのかみ]
ほか

※神功皇后…仲哀天皇[ちゅうあいてんのう]の妃で、応神天皇の母。
      三韓征伐(朝鮮出兵)の日本軍総大将。


摂社/末社:
・三照宮
・芹川天満宮
・兵主社
ほか


創建/建立時期:
・不明


平安京遷都のタイミングでは、既に社があったので、
飛鳥か奈良の時代に建立と思われます。
平安京建都にあたり、南側の守護となる四神「朱雀」を祀るように
大増築されたらしいです。
※平安京の四神「朱雀」の「京都五社めぐり」(スタンプラリー)の対象。

また平安時代中期以降では、時の天皇が熊野詣などの遠出で、
旅の安全祈願を行ったところから、現在も「旅の安全」のご利益が。
その延長線で「交通安全」というご利益があり、
城南宮の御札をつけている車が、京都市内等ではよく見かけます。

かなり昔は、「小椋池」という大湿地帯の北端あたりだったそうで、
色々と水運に関する逸話があります。

たとえば、「一寸法師」がお椀の船で上陸した箇所がこのあたりとかで、
境内に「一寸法師」の立板があります。※写真の通り。

幕末の鳥羽伏見の戦いでは、京都南の港という事で、
戦略的な位置となった事とか。


伏見区は特に地下水の水脈が豊富で、お酒のメーカーが多いのも有名ですね。
月桂冠 宝酒造 黄桜 キンシ正宗他

ここ城南宮も地下水が「伏見名水」に選ばれております。
ちなみに「伏見名水スタンプラリー」ってのもあったり(笑)

日本酒好きの小生には、香りと味(水の)も楽しめて、
五感で色々と感じることができる 心が落ち着ける場所でもあります。


境内に大きな庭園があり、2月から3月にかけては、
梅が見ごろとなるので、見物人で溢れます。


アクセス:
・近鉄/地下鉄烏丸線竹田駅から 市バス乗車
 バス停「城南宮東口」で下車 城南宮道を西へ200m程で
 敷地内に入る鳥居があります。駅から歩くと15~20分かかります。

・JR京都駅ないし京阪電鉄「中書島」駅から 市バス乗車
 バス停「城南宮」で下車 国道1号線の東側に見える森が城南宮です。
 (京都南インターが真北に見えます。)

・車では、名神高速道路 京都南インター 南方向(伏見・宇治方面)へ出て
 すぐの信号を南へ過ぎてすぐ左に駐車場入口。(車の厄払いの受付あり)


<CE見聞録>
現在は国道1号線が真横を南北に走っており、上記の通り、
名神高速の京都南ICがすぐ北にあります。
元々街道や旅の安全の御利益から、
今の時代も車の厄除けや交通安全祈願と、京都府民では必須な神社に。


現地の写真

頂いた御朱印

京都五社めぐり~四神相応の京~
平安京は大陸文化の「方位を尊ぶ動物を配置」の概念で設計。
東西南北のそれぞれにキーとなる神を祀る神社を建立し、
青龍(東) 白虎(西) 朱雀(南) 玄武(北)
これらの四神を其々の方向に祀る形で建都されました。
その四カ所と中心に相当する「平安神宮」と、
それぞれを巡るスタンプラリーです。
紹介動画

社号 鎮座地 紹介
城南宮 伏見区中島鳥羽離宮町7
松尾大社 西京区嵐山宮町3
賀茂別雷神社 北区上賀茂本山339
八坂神社 東山区祇園町北側625
平安神宮 左京区岡崎西天王町