タイトル

コラム - 西大路七福社めぐり
ファイルNo

60
施設名

クマノジンジャキヌガサブンシャ
熊野神社衣笠分社
所在地

京都府京都市北区
小松原北町135-30
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・いざなみのみこと(伊弉冉尊)
・いざなぎのみこと(伊奘諾尊)
・あまてらすおおみかみ(天照大神)
・はやたまのをのみこと(速玉男尊)
・ことさかのをのみこと(事解男尊)


摂社/末社:
・なし


創建/建立時期:
・811年


修験道の僧「日圓」が紀伊熊野神社から勧請により建立されたのが始まりで、
修験道の修行場所としての機能がありました。

1090年 熊野の信仰が深い白川上皇は、
「熊野は神道、修験道は仏道」としっかりと切り分けるべく、
東山地区に修験道の寺となる「聖護院」を建立させて移した。
残った社殿は「熊野神社衣笠分社」として、平安京での熊野神社となりました。

しかし、応仁の乱により大破し、小さな社がひとつ残った。

1666年 聖護院の寛法親王が上述の社を再建。
1835年 下鴨神社旧本殿が移築され。社殿が現在のものとの事。


江戸末期からは、天皇家直属の医師の屋敷や研究施設が、
社殿を囲むようにあったそうな。

明治時代では「福井 貞憲[ふくい さだのり]」という天皇直属医師が住んでおり、
彼が熊野を信仰していた事を知った明治天皇が、
内々に許可を出したことで、左京区の熊野神社から勧請もされたとの事。


昭和期の改修でコンクリート製の社殿として修築され、
現在に至っています。



アクセス:
・京福電鉄「白梅町」駅 下車 春日通りを北へ100m程の西側にあります。
・市バス「衣笠高校前」下車 西へ50mほど
・車では、白梅町周辺のコインパーキングないしスーパーの車庫が便利。


<CE見聞録>
建物全体がコンクなので、かなり頑丈な風貌です。
ただ暖かみがありませんので、神社としては威風な処かと。
「威風堂々」の曲が似合っているかもしれません(笑)

現地の写真

頂いた御朱印
西大路七福社めぐり
毎年の元日から二月半ばまでの期間で行われています。
ほぼほぼ西大路通りに面した神社をめぐりますが、
ちょっぴり離れている神社もあります。
市バスを活用すると効率的かつ短時間で完走できます。

社号 鎮座地 紹介
敷地神社(わら天神) 北区衣笠天神森町10
平野神社 北区平野宮本町1
熊野神社衣笠分社 北区小松原北町135-30
大将軍八神社 上京区一条通御前西入西町48
京都春日神社 右京区西院春日町61
若一神社 下京区七条御所ノ内本町98
吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3