紹介動画
紹介内容
主祭神:
・崇道[すどう]天皇(早良[さわら]親王)
・橘逸勢
ほか
摂社/末社:
・神明神社
・天満宮社
ほか
創建/建立時期:
・863年
桓武天皇は、弟である早良親王の祟りを恐れ、「崇道天皇」として供養する為に、
863年に開催した「御霊会」が始まりで、下御靈[しもごりょう]神社と合わせて建立との事。
ごく普通の神社と思いきや、
畠山 政長[はたけやま まさなが] と 畠山 義就[はたけやま よしひろ/よしなり]が
ここの境内で家督相続問題による私闘を起こした。これが応仁の乱の切っ掛け。
※「御霊合戦[ごりょうかっせん]」という。
心を落ち着かせるご利益がある神社で、
穏便に家督相続を打ち合わせにて、事を鎮めようとしたが、
残念ながら私闘するという結果に至ったのでしょう。
神社は大破してしまい、豊臣秀吉の京都復興プロジェクトで、
近隣の御霊神社から、各施設を持ち寄った形で復旧。
また
江戸時代の俳聖「松尾芭蕉」が1690年に「半日は 神を友にや 年忘」の句を奉納。
境内に芭蕉の歌碑があります。
歴史的に大きな局面があった神社です。
2017/09/11 追記
西の同門は1790年代(寛政時代)に建てられたもの。
南の楼門は豊臣秀吉が築城した「伏見城」より「四脚門」が移築。
令和になって楼門と四脚門が修築。シーイーも僅かながら寄付しました。
アクセス:
・地下鉄烏丸線鞍馬口駅 下車 上御霊前通りを東へすぐ。
・車では、年始等混む時期でなければ、境内に駐車できます。
南側に数台規模のコインパーキング、
さらにすこし東にもコインパーキングがいくつか。
<CE見聞録>
加茂川に程近い「鞍馬口」という地区にあります。
駅からのアクセスも悪くありません。
内裏からすると、まさに北東にある「鬼門封じ」の位置にて、延長線上が比叡山となり、
桓武天皇が如何に恐れていたかが伝わります。
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