タイトル

コラム - 京都十六社朱印めぐり
ファイルNo

28
施設名

イマクマノジンジャ
新熊野神社
所在地

京都府京都市東山区
今熊野椥ノ森町42
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・いざなみのみこと(伊邪那美命)
他


摂社/末社:
・若宮社
・樟社
ほか


創建/建立時期:
・1160年


平安時代等での「熊野参詣」は、相当大変な事ではあるが、
後白河法皇は御本家の熊野神社を34回参拝したという。
そこで、「京都にも熊野神社を!」という考えに至り1160年に建立。
御本家より「新しい熊野」という事でこの名前になったそうです。
ちなみに使用されてる石材・木材などは、御本家の熊野神社の御用達のモノとか。
※こことあわせて御本家の紀州(和歌山県)にも「新宮 熊野神社」も建立。
熊野神社と同じく、神獣と紋所は「八咫烏」で絵馬にも描かれています。


時は流れて…


足利三代将軍義満の命にて、「新熊野神事猿楽[いまくまの しんじ さるがく]」を演能し、
これが現在の「能楽」の始まりとの説があります。

度々の戦火にて焼失。一時は廃絶の状態に陥るが、
1663年に東福門院[とうふくもんいん]が、実兄の将軍家光と、
夫の後水尾院に働きかけて、幕府主体による再建へと進みます。

聖護院宮道寛親王[しょうごいんのみや どうかん しんのう]が現地で指揮を取り、
修復したものが、現在に至っております。

※東福門院…後水尾天皇の中宮[ちゅうぐう](妻)で、徳川秀忠の五女「和子[かづこ]」の事で、
      千姫や家光の実妹にあたる。

 聖護院宮道寛親王…後水尾天皇の皇子だが、東福門院の子供ではない。



アクセス:
・阪急電鉄河原町駅 より 市バス乗車 「今熊野」下車。 
・JR奈良線 及び 京阪電車「東福寺駅」から 徒歩15分位(バスで5分ほど) 。
 赤十字病院の横を通る形になり、駅のバス停は病院の真ん前で、4分位歩く上り坂。
・京都駅 ないし 京阪電車「七条」から市バスに乗車し、「新熊野」で下車。通りの反対側にあり。
・近鉄東寺駅から市バス(202 208 他)で10~15分「新熊野」で下車。
・境内に駐車場はありますが、元旦等では近隣のコインパーキングをお勧めします。

※無難なアクセスは、京都駅から市バス208系統 東福寺方面に乗車、
 または 阪急電鉄河原町駅から市バス207系統 東福寺方面に乗車、「新熊野」で下車。

 バス停は、ほぼ橋のところにあります。その橋の下は、JR東海道本線(琵琶湖線・湖西線)。
 30m程南下した右手にあります。

 2016/9/3時点、末社の改修が実施中でした。


<CE見聞録>
猿楽の発祥地として有名にて、足利家に縁がある所でもあります。
旅烏のシーイーには相性がいい処でもあるので、稀に参詣しています。

北にすこし進むと蓮華王院
南に進むと新熊野観音寺 東福寺 などがあるので

あわせての参詣がお勧め。

現地の写真

頂いた御朱印

京都十六社朱印めぐり
毎年の元日から二月半ばまでの期間で行われています。
京都市中心部だけでなく、伏見区や長岡京市まで広域の範囲にて、
プランを立ての参拝で、ギリギリ一日で回りきれるかどうかです。

シーイーは2日に分けて参拝してます。
紹介動画

社号 鎮座地 紹介
御香宮神社 伏見区御香宮門前町174
藤森神社 伏見区深草鳥居崎町609
新熊野神社 東山区今熊野椥ノ森町42
豊国神社 東山区大和大路通正面茶屋町530
市比賣神社 下京区六条通河原町西入本塩竈町593
粟田神社 東山区粟田口鍛冶町1
熊野若王子神社 左京区若王子町2
岡崎神社 左京区岡崎東天王町51
京都熊野神社 左京区聖護院山王町43
御靈神社 上京区上御霊堅町495
今宮神社 北区紫野今宮町21
敷地神社(わら天神) 北区衣笠天神森町10
京都春日神社 右京区西院春日町61
六孫王神社 南区壬生通八条角
吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13