紹介動画
紹介内容
主祭神:
・いざなみのみこと(伊邪那美命)
他
摂社/末社:
・若宮社
・樟社
ほか
創建/建立時期:
・1160年
平安時代等での「熊野参詣」は、相当大変な事ではあるが、
後白河法皇は御本家の熊野神社を34回参拝したという。
そこで、「京都にも熊野神社を!」という考えに至り1160年に建立。
御本家より「新しい熊野」という事でこの名前になったそうです。
ちなみに使用されてる石材・木材などは、御本家の熊野神社の御用達のモノとか。
※こことあわせて御本家の紀州(和歌山県)にも「新宮 熊野神社」も建立。
熊野神社と同じく、神獣と紋所は「八咫烏」で絵馬にも描かれています。
時は流れて…
足利三代将軍義満の命にて、「新熊野神事猿楽[いまくまの しんじ さるがく]」を演能し、
これが現在の「能楽」の始まりとの説があります。
度々の戦火にて焼失。一時は廃絶の状態に陥るが、
1663年に東福門院[とうふくもんいん]が、実兄の将軍家光と、
夫の後水尾院に働きかけて、幕府主体による再建へと進みます。
聖護院宮道寛親王[しょうごいんのみや どうかん しんのう]が現地で指揮を取り、
修復したものが、現在に至っております。
※東福門院…後水尾天皇の中宮[ちゅうぐう](妻)で、徳川秀忠の五女「和子[かづこ]」の事で、
千姫や家光の実妹にあたる。
聖護院宮道寛親王…後水尾天皇の皇子だが、東福門院の子供ではない。
アクセス:
・阪急電鉄河原町駅 より 市バス乗車 「今熊野」下車。
・JR奈良線 及び 京阪電車「東福寺駅」から 徒歩15分位(バスで5分ほど) 。
赤十字病院の横を通る形になり、駅のバス停は病院の真ん前で、4分位歩く上り坂。
・京都駅 ないし 京阪電車「七条」から市バスに乗車し、「新熊野」で下車。通りの反対側にあり。
・近鉄東寺駅から市バス(202 208 他)で10~15分「新熊野」で下車。
・境内に駐車場はありますが、元旦等では近隣のコインパーキングをお勧めします。
※無難なアクセスは、京都駅から市バス208系統 東福寺方面に乗車、
または 阪急電鉄河原町駅から市バス207系統 東福寺方面に乗車、「新熊野」で下車。
バス停は、ほぼ橋のところにあります。その橋の下は、JR東海道本線(琵琶湖線・湖西線)。
30m程南下した右手にあります。
2016/9/3時点、末社の改修が実施中でした。
<CE見聞録>
猿楽の発祥地として有名にて、足利家に縁がある所でもあります。
旅烏のシーイーには相性がいい処でもあるので、稀に参詣しています。
北にすこし進むと蓮華王院
南に進むと新熊野観音寺 東福寺 などがあるので
あわせての参詣がお勧め。
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