タイトル

コラム - 京都十六社朱印めぐり
ファイルNo

54
施設名

ロクソンノウジンジャ
六孫王神社
所在地

京都府京都市南区
壬生通八条角
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・六孫王大神[ろくそん の おう おおかみ]
・天照皇大御神[あまてらす すめ おおみかみ]
・八幡大神[はちまんおおかみ]


摂社/末社:
・誕生水弁財天社


建立/創建時期:
・963年


この地は、源経基[みなもと の つねもと]の住居である「八条亭」があった。
この「経基」は、初代の源氏当主。
清和天皇の第6皇子・貞純親王の子なので「六孫王」の愛称であった。
つまり…天皇の孫になります。

また、源頼光/頼朝/義経の数代前であり、
新田氏 足利氏 小笠原氏 今川氏 土岐氏といった名門の「祖」になります。


彼が臨終の床で、「邸内に埋葬してほしい。池の龍となって子孫を護ろう。」
と残したそうで、子息が遺言の通りに社を建てたのが始まりという。


邸宅としての歴史も中々複雑で、
平治の乱で源氏が衰退すると、平家が住宅とした。
源平合戦で平家が衰退すると、源氏に返却された。

その後は源氏に関係する人物が住んでいたとも。


天災や戦災で社殿が壊れたが、経基の墓所だけが残っていたらしく、
江戸時代に再興され、その社殿が現在に至るそうです。



アクセス:
・京都駅八条口から東へ2Kmあたりにあります。歩くと20分前後か。
・市バスを利用だと、京都駅の八条口か烏丸口から 市バス16系統 乗車
 「六孫王神社前」下車が便利。
 この系統は、京都駅の両口と東寺や羅城門などを通るバスです。
・車だと、九条通りから「壬生道」を北に進み、
 八条通との交差点にて、左斜め前の鳥居をくぐれば境内駐車場。


<CE見聞録>
東寺の北口から程近く、平安京の位置としては、
大宮通りに程近く、かなり南側の一角になります。
つまり羅城門からも近いので、武者達が都を警護するに、
もってこいの位置だったと思います。
「源氏発祥」の背景に都の立地も影響があったと思う処ですね。

2017年10月に経基公の歌碑が設けられました。

現地の写真

頂いた御朱印

京都十六社朱印めぐり
毎年の元日から二月半ばまでの期間で行われています。
京都市中心部だけでなく、伏見区や長岡京市まで広域の範囲にて、
プランを立ての参拝で、ギリギリ一日で回りきれるかどうかです。

シーイーは2日に分けて参拝してます。
紹介動画

社号 鎮座地 紹介
御香宮神社 伏見区御香宮門前町174
藤森神社 伏見区深草鳥居崎町609
新熊野神社 東山区今熊野椥ノ森町42
豊国神社 東山区大和大路通正面茶屋町530
市比賣神社 下京区六条通河原町西入本塩竈町593
粟田神社 東山区粟田口鍛冶町1
熊野若王子神社 左京区若王子町2
岡崎神社 左京区岡崎東天王町51
京都熊野神社 左京区聖護院山王町43
御靈神社 上京区上御霊堅町495
今宮神社 北区紫野今宮町21
敷地神社(わら天神) 北区衣笠天神森町10
京都春日神社 右京区西院春日町61
六孫王神社 南区壬生通八条角
吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13