タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

101
施設名

イトクテンマングウ
威徳天満宮
所在地

奈良県
吉野郡吉野町吉野山
紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・なし


創建/建立時期:
・959年



金峯山寺[きんぷせんじ](現在はユネスコ世界文化遺産)で、
日蔵という僧侶が修行の最中に、仮死状態になったという。
その時に高貴な服装でありながら、地獄で制裁を受けている人物と会談。

詳しくを聞いてみたところ、

「私は敦仁(醍醐天皇)である。道真を大宰権帥として派遣した事は、
 朕の失態であった。為にこの様に制裁を受けている。
 現世に戻れたら道真を祀る社を作ってほしい」

との神託にも似た言葉であった。

また、道真とも会話できたようで、
道真の供養塔を建てる事を約束したとの事。

すると、仮死状態から戻れたので、この出来事を村上天皇に報告。

村上天皇は道真の対策に明け暮れる性格、即座に建立を許可。
修行の地である吉野金峯山寺に、道真の廟を建てたのがはじまり。



吉野は後醍醐天皇に縁があることから。
豊臣家も気を配っていたようで、秀頼の号令の元、
1600年頃に豊臣家からの出資で修築されたとの記録が残っています。


奇抜な出来事から、松浦武四郎も気に入ったようで、
「菅公聖跡二十五拝」に選出し「第7番目」としております。


アクセス:
・近畿日本鉄道 吉野線 吉野駅 下車 参道を30分ほど登った
 金峯山寺の境内にあり。

<CE見聞録>
金峯山寺の一部として、本堂の直ぐ右前に鎮座。
後醍醐天皇が南朝を設置との事で、
歴史的にも由緒ある所なので、桜見物や金峯山寺参詣の

ついでにどうでしょう。.

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町