タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

97
施設名

サタテンジングウ
佐太天神宮
所在地

大阪府
守口市佐太中町7-16-25
紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・戎社
・白太夫社
ほか


創建/建立時期:
・940~960年との伝


現在の大阪府守口市は、周辺は道真の領地(荘園)で、
彼の自宅となる邸宅があった。
自宅では池に映った自分を描いたり、彫刻を作ったりと、
美術系で多趣味だったそうです。

道真は太宰府へ向かう途中では、屋敷で待機していたという。

「宇多法皇が計らってくれるのでは?」

という思いがあったものの、その沙汰が出ない事から、
諦めて出発する事となり、作った絵や彫刻を、周辺住民に下賜。

※宇多法皇は片腕であった道真を守ろうと動いたものの、
 内裏の門が固く閉ざされており、中に入れない状態であった。
 その内裏で「道真左遷」の処分が決まっていた。
 しかも醍醐天皇は宇多法皇の権力が及ばぬように手を打っていた節もある。


道真が太宰府で没したと聞いた周辺住民たちは、
拝領の彫刻や絵を飾る社を、有志で建てた。

また 上記の事側から「沙汰を待った」から「佐太」という地名になったとの説もあり。

由緒深い点から、松浦武四郎は、「菅公聖蹟二十五拝」に選定し、
「第9番目」として列挙しています。


アクセス:
・京阪電鉄「守口市」駅 または モノレールないし地下鉄谷町線 「大日[だいにち]」駅から
 京阪バス2系統 または 4系統 乗車 
 京阪電鉄「寝屋川市」 駅 または モノレールないし地下鉄谷町線 「大日[だいにち]」駅から
 京阪バス4系統 または 5系統 乗車 
 「佐太天神前」 下車 国道1号線方向へ向かって300m。
・車では、国道1号線の「佐太中町7丁目」の交差点を東へ すぐに境内駐車場。


<CEの見聞録>
淀川沿いにある天神さんにて、道真公はおそらく、
高槻市柱本 ないし 摂津市鳥飼 のあたりから対岸の守口市に渡り、
当地に到着したと考えられます。
※高槻市の上宮天満宮 と 子安天満宮 の云われ および
茨木市の安威川沿いに 天神社 が鎮座してる事より察してます。

自身の住まいゆえに、まずは一息ついたのでしょう。


現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町