タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

37
施設名

キタノテンマングウ
北野天満宮
所在地

京都府京都市上京区
馬喰町
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・伴氏社   伴 真成の娘…道真公の実母。
・文子氏社  多治比 文子…道真公の乳母。
ほか


創建/建立時期:
・947年


道真に仕えていた巫女「多治比文子」が、
道真の神託を受けて947年に建立。

後に、勅祭が987年に初めて行われ、
一条天皇から「北野天満宮天神」の称が贈られて「北野天満宮」となる。
以降も朝廷から厚い崇敬を受ける事になります。
※文子天満宮も同じ時期に建立されたそうです。

極め付けは、
豊臣秀吉による「北野大茶会」。
大名から農民までが自由に参加できる、創大な規模の茶会を実施。
しかし三日間の予定のイベントは、たった一日で終わってしまった。
※別件の政治的トラブルで、秀吉がそっちに注力せざるになったらしい。


<ちょっと豆知識>
鷹峯[かたがみね]の山を上流として、北野から太秦[うずまさ]の東よりを通って、
吉祥院から桂川へと流れる川があります。
北野天神の側を流れる川という事で、「天神川」の名が付きました。
この川は「国立歴史民俗博物館」 平安京の紹介地図にも載ってます。
本来は、現在の西大路通り沿いに南下する川だったが、水害が多発のため、
平安時代の大規模な河川工事により、現在の川筋になったらしい。


アクセス:
・京福電鉄北野白梅町 下車 東へ少し歩くと、参道の大鳥居。
・市バス 北野天満宮前 下車 目の前に参道の大鳥居。


<CE見聞録>
京福電鉄の北野白梅町駅は、今出川通りと西大路通りの交差点にあります。
西大路通りを北に向くと、左大文字がくっきりと見えます。
1kmほど歩くと「敷地[しきち]神社(通称 わら天神)」や「鹿苑寺」がある位置です。

境内は西大路通りから少々離れていますが、ほぼ平行の位置にて、
北西に「平野神社」が隣接してます。

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町