紹介内容
主祭神:
・いちきしまひめのかみ(市杵島姫神)
・たごりひめのかみ(田心姫神)
・たぎつひめのかみ(湍津姫神)
※宗像大社の三女神と同じ。
摂社/末社:
・大国社
・天神社
・清盛神社(境外末社)
・豊国神社(境外末社)
ほか
創建/建立時期:
・593年との云
創建は崇峻[すしゅん]天皇の勅命にて、完成直前に崩御の為に
皇位を継いだ推古天皇即位のタイミングであるとの説があります。
平安時代末期に平清盛によって改築・増築が行なわれて、
現在の規模になったそうです。
そして後白河法皇が御幸とか、その子で天皇を継いだ高倉天皇も
御幸があったそうです。
※「御幸[みゆき]」…天皇が招待されて出かけること。
「行幸[ぎょうこう]」だと、天皇の意思で出かけること。
その後も足利尊氏や足利義満の足利将軍家をはじめ、
安芸を治めていた大内氏や毛利氏の崇拝と寄進もありました。
また毛利氏は、陶氏(大内氏の家臣)との戦いにおいて、
重要な地点とし、「厳島の戦い」の場所となりました。
※暴風雨の夜を利用した奇襲作戦にて、毛利氏の大勝。
これにて大内氏が一期に没落し、滅亡へとなる。
豊臣政権では、
秀吉の命で「安国寺 恵瓊」が戦乱時代の戦没者供養社を建立。
後に「豊国神社」となりました。
※「安国寺[あんこくじ] 恵瓊[えいけい/えけい]」…
毛利氏の家臣で、外交担当である臨済宗の僧。
秀吉にも好まれ、伊予に知行を貰ったほど。
関ヶ原の戦いでは西軍に所属し、六条川原で斬首となった。
古来からの景勝地ともされており、
天橋立 松島 とあわせて「日本三景」とされており、
1996年にユネスコ世界文化遺産となりました。
アクセス:
・広島電鉄 または JR山陽本線 宮島口 駅から フェリーに乗り換え。
宮島港から徒歩6分程度。
<CE見聞録>
日本三景「安芸の宮島」です。
一言でいうと「すばらしい!」になります。
是非現地でこのすばらしさを堪能してください。
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