タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

33
施設名

ニシキテンマングウ
錦天満宮
所在地

京都府京都市中京区
新京極通り四条上る中之町537
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・菅原道真
・菅原是善


摂社/末社:
・白太夫社
ほか


創建/建立時期:
・1003年


菅原道真の父である「是善[これよし]」の旧邸「菅原院」を
「源融[みなもと の とおる]」の旧邸・六条河原院の跡地に移築して
「歓喜寺」が創建され、その鎮守社として天神を祀ったのがはじまり。
現在の「歓喜寺」は山科区に鎮座しています。

1587年に豊臣秀吉の都市計画(京都の区画整理)にて、現在の地へ移設された。


商店街に面している、雨にぬれずに参拝できる所で、土産物散策のついでに寄れます。

ここの鳥居は、隣のビルに突き刺さっています。
「ウナギの寝床」の幅では足りなかったようで、
そのビル店舗には、笠木の先っぽが突き出ています。

境内の奥には、古い時代の社号額が展示されています。
ちょっと奥まで入ってみてください。

先の宮司さんは、機械に精通していたようで、
境内の機械仕掛けは、その宮司さんの自作との事。
エンジニアの一人として感服しています。


<解説>
「源融」…嵯峨天皇の十二男で六条河原院を造営。
役職から「河原左大臣」とも呼ばれ、小倉百人一首の歌人でもあり。

  陸奥[みちのく]の しのぶもぢずり 誰[たれ]ゆゑに
   乱[みだ]れそめにし われならなくに


アクセス:
・阪急河原町駅 地上に出て、商店街である「新京極通り」を北へ。
 すぐにあります。

※デイタイム歩行者天国のアーケードなので、車はむりです。

<CE見聞録>
正面の本殿を参拝だけでなく、奥の奥には摂社・末社や、
昔の鳥居の額がかけてあったり、
そこまで入る人は、本当にここを知っている人だけのようです。
好奇心で奥に入った小生は Good Job! と自分に言ってみたり(笑)

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町