タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

99
施設名

ツユテンジンシャ
露天神社
所在地

大阪府
大阪市北区曽根崎2-5-4
紹介内容
主祭神:
・菅原道真
・大己貴大神
・少彦名大神
・天照皇大神
・豊受姫大神


摂社/末社:
・玉津稲荷
ほか


創建/建立時期:
・700年あたり


元々周辺は、「曽根崎洲」と呼ばれる島だったらしく、
「住吉住地曾根神」を祀る社が始まりとの云われ。

別名「お初天神」の 菅公聖蹟二十五拝 第11番 になる天神さんです。

道真公は太宰府に向かう途中この地の梅林が気に入ったので、
しばらく滞在しており、出発に際して、

露とちる 涙に袖は 朽ちにけり
         都のことを 思い出づれば

と詩を残したとの事。

よほど気に入ったのか、側近の「渡会春彦(白太夫)」に、
この地に残って梅林の管理を命じて、
彼は少し北の地に小屋を作って余生を過ごしたとの事。


江戸時代 560坪の広さがあったと近松門左衛門の記録にあります。
太平洋戦争の戦火により、現在の広さになったそうです。
周辺の梅林が美しかったので、



アクセス:
・阪急電鉄 阪神電鉄 大阪市営地下鉄御堂筋線の「梅田」
 大阪市営地下鉄四つ橋線「西梅田」 同谷町線「東梅田」
 JR東海道本線(京都線/神戸線)「大阪」 JR東西線「北新地」の各駅下車
 梅田第三ビルへ向かって、ビルの御堂筋道路向かい。

・車では梅田界隈の有料パーキングなどを利用してください。



<CE見聞録>
梅田のビル街にぽつんとある天神さんにて、
目の前の大きな交差点は、
国道1号線の終点 かつ 国道2号線の始点の「梅田新道」になります。
よ~するに「東海道」と「山陽道」のジャンクションですね。

すぐ西側の南北の道は「お初天神参道」の商店街となっており、
京都の「錦天満宮」によく似た環境と思います。

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町