タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

79
施設名

タキノミヤテンマングウ
滝宮天満宮
所在地

香川県
綾香郡綾川町滝宮1314
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・子守社
ほか


創建/建立時期:
・948年


菅公聖蹟二十五拝 第18目 の天満宮になります。
(四国では唯一の菅公聖蹟二十五拝)


菅原道真公は「讃岐守[さぬきのかみ]」に在職時期があり、
丁度その頃に任地として、現在の香川県の坂出市に役宅があったそうです。
※○○守…官職の一つで、今風にいうと「天皇が任命する知事」と思ってください。
 (例)山城守 筑前守 日向守


讃岐に赴任中に干ばつが発生し、住民たちからの懇願により、
国府の逆鬼門となる西山で七日間の断食と雨乞いの舞を行った。
※現在の城山神社に雨乞天満宮があり、そこで祈祷と云われている。

その甲斐あって、雨が降り続いて作物が実ったとの事。
この踊りが「滝宮念仏踊り」の元祖となったそうです。

今でいう「任期満了」により、讃岐から京へ帰還した道真公でしたが、
間もなく太宰府へ流罪となったものの、讃岐に寄る事はできなかったそうです。

道真公が太宰府で没すると、彼の功績を讃えるべく、
讃岐の人々の手で社が建てられたのが始まりだそうです。

江戸時代では、松平頼重(徳川光圀の長兄)が国司となるも、
頼重が道真を崇拝していたようで、神社とお祭りを保護。


明治時代まで平穏無事でしたが、
1873年の住民暴動にて隣接の役所が焼かれ、
その延焼で当宮も焼失したそうです。

15年後の1888年に再建された社殿が、
今に至っているそうです。



アクセス:
・高松琴平電気鉄道 琴平線 「滝宮」 下車 北西に150mほど
・境内に専用駐車場がありますが、正月や七五三といったタイミングは
 公共交通機関でお越しくださいとの事でした。(社務所の方より)


<CE見聞録>
四国唯一の菅公聖蹟二十五拝にて、重要無形文化財にも影響の
エピソードは、民衆一番の道真公の思いが伝わりますね。

すぐ西には「滝宮神社」もあり、周辺地域の信仰の深さも感じました。

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町