紹介動画
紹介内容
主祭神:
・菅原道真
摂社/末社:
・子守社
ほか
創建/建立時期:
・948年
菅公聖蹟二十五拝 第18目 の天満宮になります。
(四国では唯一の菅公聖蹟二十五拝)
菅原道真公は「讃岐守[さぬきのかみ]」に在職時期があり、
丁度その頃に任地として、現在の香川県の坂出市に役宅があったそうです。
※○○守…官職の一つで、今風にいうと「天皇が任命する知事」と思ってください。
(例)山城守 筑前守 日向守
讃岐に赴任中に干ばつが発生し、住民たちからの懇願により、
国府の逆鬼門となる西山で七日間の断食と雨乞いの舞を行った。
※現在の城山神社に雨乞天満宮があり、そこで祈祷と云われている。
その甲斐あって、雨が降り続いて作物が実ったとの事。
この踊りが「滝宮念仏踊り」の元祖となったそうです。
今でいう「任期満了」により、讃岐から京へ帰還した道真公でしたが、
間もなく太宰府へ流罪となったものの、讃岐に寄る事はできなかったそうです。
道真公が太宰府で没すると、彼の功績を讃えるべく、
讃岐の人々の手で社が建てられたのが始まりだそうです。
江戸時代では、松平頼重(徳川光圀の長兄)が国司となるも、
頼重が道真を崇拝していたようで、神社とお祭りを保護。
明治時代まで平穏無事でしたが、
1873年の住民暴動にて隣接の役所が焼かれ、
その延焼で当宮も焼失したそうです。
15年後の1888年に再建された社殿が、
今に至っているそうです。
アクセス:
・高松琴平電気鉄道 琴平線 「滝宮」 下車 北西に150mほど
・境内に専用駐車場がありますが、正月や七五三といったタイミングは
公共交通機関でお越しくださいとの事でした。(社務所の方より)
<CE見聞録>
四国唯一の菅公聖蹟二十五拝にて、重要無形文化財にも影響の
エピソードは、民衆一番の道真公の思いが伝わりますね。
すぐ西には「滝宮神社」もあり、周辺地域の信仰の深さも感じました。
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