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コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

110
施設名

ツナシキテンマンズウ
(神戸市須磨区)綱敷天満宮
所在地

兵庫県
神戸市須磨区天神町2-1-11
紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・厄神社
・稲荷社
ほか


創建/建立時期:
・979年


道真は、太宰府に向かうにあたり、
当時の神戸市あたりは、海岸線がいびつだったようで、
現在の明石海峡付近は、岬を超える手段は海路だったといいます。

道真はその海路が悪くなったので、一旦待つことになって、
近隣の漁師の住処で一服する事になった。

その漁師さんは、舟の大綱を渦巻状に敷くと、道真をそこに座ってもらって、
漁師や住民らと歓談したといいます。

その後に道真の訃報が届くと、名残を惜しんだ民衆が、
道真を祀る祠を作ったのが、当社の始まりとの事。

道真の子孫がこの話を聞いて、
「先祖の道真公は、よほど綱の敷物がお好みだったようで・・・」
と思ったようで、
彼が寄った当地や西日本、九州の天満宮に「綱敷」の号を付けたといいます。


松浦武四郎は、「綱敷」の出来事にも関心があったようで、
この後も各「綱敷天満宮」を参詣する事になったといいます。

そんな背景から、「菅公聖蹟二十五拝」に選定されて、
「第14目」番の天神さんとして、双六にも登場します。


ただ・・・

サーフボードを持った幼い道真さんは・・・

許していいのかはシーイーには不明です。

※神社公式なので何も言えません (;^ω^)


アクセス:
・JR山陽本線(神戸線) ないし 山陽電鉄 須磨 駅下車 国道2号線東へ400m程。


<CE見聞録>
須磨海岸と須磨寺に程近い、国道2号線に面した処です。
参拝のタイミング(2017年GW)では、境内参道の改修中でした。
一通りの建物は改修が完了しているようで、
近日中に全体の改修が完成の様子です。

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町