タイトル

コラム - 菅公聖蹟二十五拝
ファイルNo

17
施設名

カンダイジンジンジャ
菅大臣神社
所在地

京都府京都市中京区
仏光寺通新町西入る菅大臣町187
紹介動画


紹介内容
主祭神:
・菅原道真


摂社/末社:
・白大夫社
・老松社
ほか


創建/建立時期:
・不明


別名「菅大臣天満宮」とも呼ばれている神社。
民主党政権時代の総理や、自民党からの総理に名前が似てるので、
一時期に参拝客が溢れたようですが、彼らとはまったくの無関係です。
(あんなオッサン達が神格化されるわけない…<以下 自主規制>) 


平安京建都のタイミングで、今でいう建築事務所として、
真っ先に建築された建物だったらしく、
建築資材が置かれたり、加工していた場所のようで、
建都が落ち着いた嵯峨天皇時代に官舎へとシフトしたようです。

平安中期では菅原道真が使った役宅のうち、
最後に使っていた役宅になります。
その時は、見習い文官や新人の文章生が執務や宿所として寝泊まりや
研究・勉学を行っていた処にて、道真公は指導員を務めていました。


この地も「菅公誕生の地」とも言われており、
産湯に使ったとされる井戸もあります。(現在は枯れている。)


道真公が太宰府左遷にあたり

「東風[こち]吹かば 匂ひ[におい]をこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

と詩を読んで出立したそうです。

詩を小生なりの解釈では
 これから西へ行くが、東風は愛する梅の花の香りを届けてくれよう。
 私が居なくとも、京都では自然と四季が来る。(梅が咲いたり散ったり)
 是非ともその香りを九州に届けてほしい。


幾度かの天災にて焼失。現在の建物は1835年に再建されたものだそうです。


アクセス:
・京都駅から市バス50 乗車 西洞院仏光寺[にしのとういん ぶっこうじ]下車
 少し南の東側に鳥居があります。
・阪急電鉄大宮 京福電鉄四条大宮 地下鉄烏丸線四条の各駅から
 バスで四条西洞院 下車 西洞院通りを南下 200m位。


<CE見聞録>
かつては目の前の長屋に、高校時代の同級生が住んでいて、
彼が紹介をしてくれたんですが、いつのまにか新しい建物になっており、
表札も違う方の苗字が。

道真公の門下生が勉強していた処でもあり、
探究心旺盛なシーイーには、ご利益があります(笑)

現地の写真

頂いた御朱印

菅公聖蹟二十五拝
蝦夷国を「北海道」と命名した松浦武四郎公は、
実は天神さんの信者でした。
西日本での道真公縁の神社を巡っていた彼は、
訪問先で「鏡」を奉納していた。
さらに自分が歩いた軌跡として、なんと天神巡りの双六を作成。

これが菅公聖蹟二十五拝の始まりになります。
双六の所々には小さな天満宮や末社の天神さんもあったりします。
紹介動画

番号 社号 鎮座地 紹介
第1番 菅原院天満宮神社 上京区烏丸通下立売下る堀松町408
第2番 錦天満宮 中京区新京極通り四条上る中之町537
第3番 菅大臣神社 中京区仏光寺通新町西入る菅大臣町187
第4番 吉祥院天満宮 南区吉祥院政所町3
第5番 長岡天満宮 長岡京市天神2-15-13
第6番 與喜天満神社 桜井市初瀬1
第7番 威徳天満宮 吉野郡吉野町吉野山
第8番 道明寺天満宮 藤井寺市1-16$221240
第9番 佐太天神宮 守口市佐太中町7-16-25
第10番 大阪天満宮 大阪市北区天神橋2-1-8
第11番 露天神社 大阪市北区曽根崎2-5-4
第12番 福島天満宮 大阪市福島区福島2-8-1
第13番 長洲天満宮 尼崎市長洲本通3-5-1
第14番 (神戸市須磨区)綱敷天満宮 神戸市須磨区天神町2-1-11
第15番 休天神社 明石市大蔵天神町8-2511
第16番 曽根天満宮 高砂市曽根町2286
第17番 大塩天満宮 姫路市大塩町汐咲1-48-2
第18番 滝宮天満宮 綾香郡綾川町滝宮1314
第19番 御袖天満宮 尾道市長江1-11-16
第20番 厳島神社 廿日市市宮島町1-1
第21番 防府天満宮 防府市松崎町14-1
第22番 (福岡市博多区)綱敷天満宮 博多区綱場町5-7
第23番 太宰府天満宮 太宰府市太宰府4-1
第24番 上宮天満宮 高槻市天神町1-15-5
第25番 北野天満宮 上京区馬喰町